長女からのアンケート

「ママ、これ、真面目に書いたから、

 ちゃんと読んでねっ!」

家事と次女のお世話に追われていたわたしに、

長女はそう言って二つ折りにした白い紙をくれました。

元々お手紙や絵を描くのが好きな長女。

ママへ家事のお礼の手紙や、

見るのが嫌になるくらいしわがあるフィードバック満載の似顔絵なども

これまでにいただきました。

今度は何を書いてくれたのかなぁ?

結局すぐに見ることはできなくて、

翌日仕事の合間に紙を開くと、

まさかのアンケート。

しかし、その中身は友達とのトラブルについてのものでした。

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①クラスの男の子に嫌なことを言われる。

 先生に訴えようとすると、「チクリ」と言われるから、先生にも言えない。

 そんなことがあったときママならどうする?

②親友と思っている女の子が嫌なことを言う、する。なぜその子はそんなことを言うのか、するのか? ママはどう思う?

③アンケートの感想

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アンケートには

「時間があるときに答えてね。」

の一言が添えられていました。

それらを見て、いろんな事が頭に浮かびました。

 

・いつから悩んでいたんだろう?

・なぜわざわざ紙に書いたのだろう?

・時間があるときでいいのか?

でも、ひとまず、アンケートに回答することに。

わたしなりの回答を書いてみて、

彼女のアンケートの問いを見て、

なんだか嬉しくなりました。

 

少し前までは、

「これがイヤだ!」

「あの子がイヤだ!」

と訴えていた長女。

 

でも、今は

嫌なことがあるけれど、

もしママならどうするか?

嫌なことがあるけれど、

なぜあの子はそんなことをするんだろう?

と自分のなかで問いを持っている。

ちょっとそれ、

セルフコーチングやってるじゃん!

1ヶ月ほど前、

「ママ、質問が多くてしつこいっ!」

「それ、すごくやだっ!」

と、長女からもらったフィードバック。

質問が不自然にならないよう、

彼女に押し付けないよう、

彼女の思考にちょっとだけ寄り添う。

そんなことを意識させてくれた、あの時間。

 

わたしの質問なんて、

最初から必要なかったんだね。

わたしはこれまで、

ただ、彼女の思考の成長を

邪魔していただけなのかもしれない。

 

わたしが育ててあげよう!

という気持ちこそが傲慢だったかもしれない。

彼女の成長を妨げない。

これは、いつまでもわたしの課題だな。

そんなことを考えさせてくれた、

長女のアンケート。

ありがとう。

 

そして、

(わたしがバタバタしているのを分かっていて)

そのタイミングを考えてくれたこと。

(わたしの自由な時間に読めるように)

紙に書くという手段を選んでくれたこと。

(ママならどんな風に考えるかな?と)

私を頼ってくれたこと。

 

とっても嬉しい。

ちょっとずつだけど、

わたし、長女に安心感を与えられているのかな?

 

長女に十分に構ってあげられていないこと。

アンケートをもらうまで話を聞いてあげられなかったこと。

 

まだまだのびしろはありますが、

今回はアンケートを使ってママの意見を聞いてくれた

ということだけでも、

自分を褒めてあげようかな。

もっと長女と二人きりの

お風呂時間をとらなければ!

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2020年6月27日(土) 14:00~
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PROFILE

黒木 るい -KUROKI RUI-

高校卒業後、地元のIT企業へ技術職として就職。3年目より小規模プロジェクトのリーダーを務めつつ、新卒教育にもかかわる。5年ほど、ほぼ仕事中心の生活をしていたが、想定外の妊娠。結婚、出産を経て、復職。2人目不妊となり、家庭と育児と仕事に加え、不妊治療開始となり、両立に悩んだ末、転職。

転職直後、夫の転勤により在宅勤務となる。トータル6年の不妊治療を経て、待望の2人目妊娠&出産後、2度目の夫の転勤が決定し福岡市へ。育児休暇後、在宅勤務がNGとなったため、0歳児を抱えながら転職活動開始。

普段の自分のコミュニケーションにあまり疑問を持つことなく、どちらかと言えば自信をもって、毎日忙しくも楽しい毎日を送っていたつもりだった。しかし、心のなかでは長女との関わりにだけは、大きな不安や疑問が溢れていた。そんな中、トラストコーチングと出会う。

自分の中の「正解を求める思考」や「自分勝手な思い込み」が、長女を含めた大切な家族や自分自身を苦しめていたことに気づく。

これまでの自分の思考を都度振り返りながら、自分と同じようにコミュニケーションに自信があり、無意識に他者を傷つけている可能性のある方に、立ち止まって考えていただく時間を作ってもらいたいという思いでコーチング講座の開講をスタート。

現在は、ご縁をいただいた福岡のIT企業で技術職として働きながら、休日にTCS、MCS、コーチング体験講座を開講中。また、こどもたちが多くの時間を共に過ごす教育・保育機関の先生方にもコーチングをお届けしたいと、ナーサリーコーチングにも参加している。6月に福岡で開催される絵本「鏡の中のぼく」作者講演会の発起人。絵本の読み聞かせイベントなども随時開催。小学生と2歳の女の子二人のママ。基本的に自分が好き。チョコレート大好き。宮崎出身、福岡在住。

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コーチング講座@宮崎

ポジティブになりたい、ポジティブだけどなんか違和感、ポジティブ全開の方に、一歩進んだコミュニケーション講座、お届けします。トラストコーチング、マザーズコーチング認定講師。